写真左が前身頃、右が後ろ身頃です。刺繍絵が違います。
ザオ族の呪術師(シャーマン)が実際に着用していた民族衣装です。
竜、麒麟、鳳凰、狗の手刺繍が鮮やかに残っています。
オールド品ですから、若干のダメージがあります。
タペストリーとして飾るなど、アイディア次第で異空間の創造ができます。
ザオ族は中国で長い歴史をもつ民族の一つで、ルーツは古代の荊蛮、長沙武陵蛮、莫徭、蛮徭と言われています。
東南アジアでは珍しく文字、しかも漢字を使っていたことがうかがわれる衣装です。(後ろ身頃の肩に漢字の刺繍があります)
古代中国の王女と犬の間に生まれた12姓のヤオ族(ザオ族)を始祖とするという民族の伝承を有し、 この伝承が史記に取り入れられ、後に日本に伝わって南総里見八犬伝に取り入れられたとも言われていますから、どこか身近にも感じられるザオ族です。
サイズは肩幅42cm 着丈84cm 裾幅60cm 素材は綿、絹、麻。
滅多に手に入らない1点限りの希少な民族衣装です。
バンブー素材のイカットハンガーにとてもよくうつります。